当院では、2021年10月1日から新型コロナウイルスのスパイク蛋白抗体の検査を開始します。これは、新型コロナワクチン接種(または新型コロナ感染)により体内に作られたスパイク蛋白抗体の血中濃度を、ARCHITECT社製の検査試薬にて定量的に調べる検査です。結果は検査の翌々日以降にわかります。検査時期の目安は、2回目のワクチン接種後28日以降です。
検査は自費診療となり、価格は5,500円(税込)です。

検査結果の評価について
  スパイクタンパク質に対する抗体はコロナウイルス感染症に対する既感染およびワクチンによる抗体獲得を示す指標になります。ファイザー社/ビオンテック社製のワクチン接種後の抗体価について、1回目の接種後の中央値 2,217 AU/mL, 2回目の接種後の中央値 6,396 AU/mL との欧米での報告はありますが、ヒトの体内でどれだけの抗体価があれば、発症や重症化予防に十分であるかは現時点では明らかになっていません。

ARCHITECT社の抗体検査キットについて(参考)